この資料は、長距離通信と低消費電力を両立した次世代LPWAタグ「ZETag(ゼットタグ)」の特長と、物流・資産管理における実用化に向けた3つの実証実験の成果をまとめたセミナー発表資料です。
コロナ禍におけるサプライチェーンのスマート化や、深刻化する人手不足に伴い、物流現場の効率化が急務となっています。しかし、従来の安価なICタグ(=パッシブタグ。電池を持たず、リーダーを近づけて読み取るタグ)は通信距離が短く、作業員が手動で読み取る手間が発生していました。一方、電池を内蔵して自ら電波を発するアクティブタグは高価であり、導入コストが課題となっていました。
こうした「通信距離」と「コスト」の課題を両立させるため、凸版印刷は低消費電力・長距離通信・低コストを兼ね備えた次世代LPWA(=省電力で広範囲をカバーする無線通信技術)タグ「ZETag」の普及と、実用化に向けた検証を進めています。
本資料では、ZETagワーキンググループが実施した3つの具体的な実証実験の結果が報告されています。
1. ケーブルドラムの所在管理(エネコム)
600m離れた資材置き場間で、どちらの敷地に資材が保管されているかを、電波強度(RSSI値)の分布から自動で判別できることを実証しました。
2. 社有車の稼働状況可視化(STNet)
ビルの窓際に設置した基地局から、駐車場にある社有車の外出状況や駐車位置の移動を検知。モバイル通信を利用した従来の車両管理サービスに比べ、大幅なコスト削減の可能性を示しました。
3. 拠点間の荷物移動トレース
走行中の車両に積載した複数のZETagを、移動経路上の基地局で検知し、荷物の移動状況をリアルタイムに追跡できることを確認しました。
これらの成果は、物流資材(パレットやドラム)の紛失防止、車両の稼働率最適化、配送状況の可視化など、現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)に大きく貢献します。各実験のより詳細なデータや、ZETagの1チップ化に向けた最新のロードマップについては、資料本編(PDF)をご覧ください。
ZETAアライアンスは、産官学民でZETAの活用を広げる団体です。会員になると、技術・マーケティング資料の入手、ワーキンググループやセミナー・シンポジウムへの参加、ビジネスマッチングなどの機会をご利用いただけます。実証事例にご関心をお持ちの方は、ぜひ入会をご検討ください。